10年が経ちました


今年も6月に、梅しごとをすることができました。 青梅はシロップと塩昆布漬け、完熟梅は梅干しと梅ジャム。 全部合わせると8kgくらいかな。 ここ数年は、だいたい毎年同じくらいの量の梅しごとをしています。 でもそもそもの始まりは、2009年。 1kgの梅干し作りはからスタートしたのでした。 その前年に初めて味噌を仕込んで、すっかり季節の手しごとに夢中になり、 味噌の次は梅干しだろうと手をつけたのがきっかけ。 ビギナーズラックでそこそこ美味しいものができたからなのか、 丸くて可愛らしくてパワフルな梅という存在に惚れてしまったからなのか。 飽きもせずに、そして忘れることもサボることもせずに、 年々種類も増え、量も増えて、今に至ります。


先日クローゼットの中のストックを整理していたら、「2009年」と書かれた、

最初の梅干しと久々のご対面をしました。

水分が抜けて小さくなったその梅干しをみつめて、振り返った先には、 梅酢の中で気持ち良さそうな、今年仕込んだ梅が。 過去と未来の真ん中に、進行形の私がいる不思議。 梅に挟まれてそんなことを考えてしまうなんて、ちょっとおかしいかな。


あれから10年が経ちました。


季節が何度も繰り返し巡って、DNAに少しずつ記憶されたのでしょう。 そして毎日暮らす部屋の風景としても、もう刷り込まれているのでしょう。 今年もまた去年と同じように、手しごとができたという事実は 幸せをカタチや味として感じられる喜びに満ち満ちています。


この時期にしか楽しめないものに、少しだけ手を加えて知恵をひねって、 より長く味わっていこうという「食いしん坊」が、いつの時代もいたのだろうな。 ある時期に食べきれないほど受け取る恵みを、試行錯誤を繰り返して、 より長く味わっていこうという「感謝の念」が、いつの時代にもあるのだろうな。


私の中に綿々と引き継がれていく、それらの手しごとをきっと来年もするでしょう。 この先10年後もきっと。




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