まぜてこねてひろげてつつむ


先日、読み終わった1冊に深く感銘を受けました。 それは料理家であるウー・ウェンさんの著書、『丁寧はかんたん』。 ウーさんの料理との向き合い方、暮らしへの想い、とっても好きです。 本の題名にまず心撃ち抜かれてしまったもの。 言い得て妙。私自身日々感じていることが、言葉になっていたから。 丁寧=複雑で細かいこと。 多くの人が、そんなふうに思っているでしょう。 でも丁寧って特別なことじゃないって、実は本当にシンプルなことなんじゃないかって 日々、そう感じています。 〜料理を美味しくするのも、家事を上手にやりくりするのも、モノ選びも、  人間関係をこじらせるのも、問題を複雑にしてしまうのも、すべては考え方次第。

 (中略)  難しいと思われがちな「丁寧に生きること」も、シンプルにすれば  とても簡単なのです。(『丁寧はかんたん』より)〜 一人暮らしを始めた頃から、ずっとお世話になっているウーさんの1冊があります。

『北京小麦粉料理』 その名の通り、小麦粉で作ることができるありとあらゆる料理が、

かなり細かな説明とともに紹介されています。 私にとっての小麦粉料理バイブルです。


そんな私がよく作るのは、水餃子。 (もちろんウーさんのレシピで) こねた皮を寝かせている間に、具材の用意をすればいいので、

思い立ったらいつでも作ることができます。 焼き餃子は市販の皮でもいいけれど、水餃子は手作りの皮じゃなくちゃ!というのが持論。 茹でたての湯気から広がる、小麦のいい香りだけでもうっとりしちゃう。 そしてフーフーしてかぶりついた時の、モチモチっとした皮の食感はもう至福…。 もう一品、冬によく作るのはツォンホアピンです。 ピザのように伸ばした生地に、これでもか!というほど刻んだ長ネギを乗せて、 くるくる巻いて棒状にしたものを、ぐるぐるキャンディーのように丸くします。

それを焼いて食べる、本当にシンプルなものなのですが、これが最高なのです。 生地から作るよっていうと、「すごいねー」って褒めてもらえます。

とっても嬉しいけれど、種明かしをしてしまえば工程はとっても簡単。

混ぜて、捏ねて、広げて、包む。

これだけ。


だからこそ一つ一つの作業を丁寧にしないと、

出来上がりはあれ?というものになります。 丁寧は必要なことを端折らないこと。 丁寧はかんたん。 なんていい言葉なんだろう。

みんなに伝えていこう。 大好きなラムとパクチーを、作ったばかりの皮に包みながら、 静かに決めたのでした。

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